NAD の原料ニコチン酸 (ビタミン B3):
構造、機能、代謝など
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2018/07/28 更新
- 概要: ニコチン酸とは
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概要: ニコチン酸とは
ニコチン酸 (nicotinic acid) は、図のような構造をもつ化合物で、ピリミジン-3-カルボン酸である (1)。ナイアシン、ビタミン B3 とも呼ばれる。
ニコチン酸は、以下のような生物学的特性をもつ。
- プロトンの輸送に関わる補酵素 NAD を合成するための原料となる。
- 高密度リポタンパク質 HDL の相対量を増やすため、cardiovascular disease のリスクを減らす薬品として 50 年以上も使われてきている (2)。
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References
- 岩波 理化学辞典 第 4 版.
このサイトでは、私が持っている 1987 年の第 4 版を引用していることが多い。1998 年に第 5 版が発行されている。 ネット情報の問題点の一つは、信頼できる定義になかなか出会えないことである。Wikipedia には定義らしいことが書いてあり、普段の調べ物には十分なことも多いが、正式な資料を作るときにはその引用は避けたいものである。 そんなときに役に立つのが理化学辞典や生化学辞典。中古でも古い版でもよいので、とにかく 1 冊持っておくと仕事がはかどる。 |
リンク
Joule and Mills 2000a (Book). Heterocyclic Chemistry 4th Ed., Blackwell.- By Smokefoot - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, Link