ターメリックの健康成分 クルクミン: 構造と特徴

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このページの最終更新日: 2024/02/14

  1. 概要: クルクミンとは
  2. クルクミンの生理作用

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概要: クルクミンとは

クルクミン curcmin は図 (Public domain) のような構造をもつ物質である。

構造的にはポリフェノールであり、ベンゼン環をもつ芳香族にも分類される。また、アセチル CoA を出発点として合成されるポリケタイドでもあるため、芳香族ポリケタイドと分類されることもある。

クルクミンの構造

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クルクミンはウコン (ターメリック) に含まれ、独自の香りをもつ鮮やかな黄色の物質である。スパイス、着色剤などとして使用されており、さまざまな健康促進作用があることが示されている。図はクルクミンの粉末である (Public domain)。生のターメリックの 0.3 – 5.4% がクルクミンである (1)。

クルクミンの粉末

ターメリックに含まれる主要なカロテノイドはルテイン lutein である。総カロテノイド量は 2 - 6 mg/g ぐらい (参考)。

クルクミンの生理作用

クルクミンの生理作用は多岐にわたる。

  • 血糖降下作用
  • 抗菌作用
  • 抗酸化作用
  • 抗炎症作用


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References

  1. Akram et al., 2010a. Curcuma longa and curcumin: a review article. Rom J Biol Plant Biol 55, 65-70.

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