ターメリックの健康成分 クルクミン: 構造と特徴
UBC/other_metabolites/aromatic/curcumin
このページの最終更新日: 2024/12/15広告
概要: クルクミンとは
クルクミン curcmin は図 (Public domain) のような構造をもつ物質である。
構造的にはポリフェノールであり、ベンゼン環をもつ芳香族にも分類される。また、アセチル CoA を出発点として合成されるポリケタイドでもあるため、芳香族ポリケタイドと分類されることもある。
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クルクミンはウコン (ターメリック) に含まれ、独自の香りをもつ鮮やかな黄色の物質である。スパイス、着色剤などとして使用されており、さまざまな健康促進作用があることが示されている。図はクルクミンの粉末である (Public domain)。生のターメリックの 0.3 – 5.4% がクルクミンである (1)。
ターメリックに含まれる主要なカロテノイドはルテイン lutein である。総カロテノイド量は 2 - 6 mg/g ぐらい (参考)。
クルクミンの生理作用
クルクミンの生理作用は多岐にわたる。
- 血糖降下作用
- 抗菌作用
- 抗酸化作用
- 抗炎症作用
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References
Akram et al., 2010a. Curcuma longa and curcumin: a review article. Rom J Biol Plant Biol 55, 65-70.
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