シンプルな英語で話すアメリカ史
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シンプルな英語で話すアメリカ史
細部にはこだわらず、大きな歴史の流れがわかるように「シンプルな英語で話すアメリカ史」からトピックを拾ってみました。
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自由の女神、リンカーン、ケネディ暗殺など、日本人に馴染みのあるトピックをなるべく盛り込むようにしました。
このページは、Ultrabem にあるアメリカ史関連のページのうち、一番シンプルなものです。
ヨーロッパ人の入植
- 1492 年、コロンブスによるアメリカ発見。
- ヨーロッパ人が持ち込んだ病気によって先住民の人口が激減、ざっくり言って 1550 - 1620 辺りに次々と入植 (→ 感謝祭のページ)。
- スペインはカリフォルニア、メキシコ、テキサス辺り、フランスはケベックやルイジアナ、オランダはニューヨーク。
- イギリスは東海岸に広く入植。イギリス国教が腐敗していると信じていたキリスト教徒の一団が中心。原住民との交流から感謝祭を作り、布教のためハーバードを作る。
- さらにヨーロッパから人が来る。初期の入植者たちが豊かになって、アフリカなどから奴隷を買い始める。
独立戦争
- イギリス人入植者が勢力を伸ばす。イギリス本国は彼らに税金をかけて支配下に置こうとするが、入植者たちは怒って抵抗。茶の販売の権利も争いの対象に。ボストン茶会事件。
- これを機会にイギリスから独立する機運が高まり、1776 年に独立宣言。イギリスとの革命戦争。イギリスと仲の悪いフランスが密かにアメリカを支援。1783 年にアメリカ勝利。フランスが自由の女神をプレゼント。
- アメリカの州と、ヨーロッパ各国の植民地が混在する状態。いろいろな地域の獲得、先住民の追い出しが進む。西へ開拓が進む。ワシントン、ジェファーソンが活躍。
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南北の対立、西部の開拓
- 1800 年代までに、ヨーロッパ移民から成る工業中心の北部、多数の黒人奴隷がいる農業中心の南部という状況が生じる。
- 奴隷制度の許可 (南部)・不許可 (北部) をめぐるミズーリ妥協でアメリカが二分される。リンカーンが大統領になり対立が加速、南北戦争 1861 - 1865。
- 1863 年、戦争終結前にリンカーンの奴隷解放宣言。1865 年に南部が降伏し戦争が終結、のちリンカーン暗殺。しかし黒人差別はほとんど解消されなかった。
西部を開拓する過程で起こったことは、バッファロー絶滅、カリフォルニアに金があると信じるゴールドラッシュ、大陸横断鉄道、カウボーイの誕生、石油の採掘など。一方、先住民は特別居住区に押し込められた。
第一次世界大戦
- 工業化が進み、貧富の差が拡大。
- 1914 年、ヨーロッパで第一次世界大戦が勃発。イギリス & フランス vs ドイツ。ドイツはメキシコに援助を求め、見返りとしてメキシコがアリゾナ州などを奪還するのを助けると提案。諸々の背景からアメリカは英仏を支持、戦争に勝利する。
- 世界大戦後に作られた国連への加盟を拒否、この辺から自国が世界で一番正しいと思い始める。
- フォード自動車による産業の発展、バブルの時期。黒人差別は依然として続いており、黒人は仕事のある北部へ移動し工業にも従事。ニューヨークのハーレムなどにスラム街。禁酒法では逆に犯罪組織が増えたらしい。
- 1929 年にバブル崩壊、大恐慌。ルーズベルトが頑張るも、活力はしばらく失われる。
第二次世界大戦とその後
- 1938 年、ヨーロッパで第二次世界大戦。これにより経済が回復。1942 年、真珠湾攻撃を機に参戦。1945 年、日本の降伏により戦争が終結、東西の冷戦時代が幕を開ける。
- ソ連に代表される社会主義国との対立は、核軍拡、1950年代の朝鮮戦争、1960年代のベトナム戦争などの原因となる。キング牧師が黒人の権利を主張、人気のあったケネディ大統領が暗殺される。
- 1970 年代、とくにデトロイト、シカゴなど北部で工業が衰退。経済の衰退は治安の悪化をもたらした。現在の日本と同じようにトリクルダウンを主張し、企業を優遇したレーガン大統領。景気をさらに悪化させた。
- 2001 年 9 月 11 日のテロ。オバマの当選は人種差別が改善されていることを示すと思われた。トランプ当選でどのような変化がみられるか。
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References
Verdaman JM 著, 千田 智美 訳 2015a. シンプルな英語で話すアメリカ史. 図書印刷株式会社.
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