パラフィン包埋: 原理、プロトコール、注意点など
UBC/experiments/tissue_staining/fish
このページの最終更新日: 2024/12/15- 概要: パラフィン包埋のプロトコール
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概要: パラフィン包埋のプロトコール
- 4% パラホルムアルデヒド/PBSで組織を固定 fixation する。
- 70% エタノールで1晩,80%, 95% エタノールで 45 分 x 1 回ずつ,100%エタノールで 1 時間 x 3 回脱水する。
- キシレン xylen 1時間 x 2回,パラフィン paraffin 1時間 x 3回。
- 組織をパラフィンブロックにする。
- ミクロトームで切片を作り,40˚Cの蒸留水中に浮かべる。
- スライドガラスに切片を移し,O/N で乾燥させ染色実験へと進む。
一般に,パラフィン切片は自家蛍光のためにバックグラウンドが高くなってしまい,蛍光染色には向かないと言われる。しかし,実際のところは標的タンパク質の量と抗体により,報告例も多い。 少なくとも文献 2, 3 では,脳のパラフィン切片で GAD65/67 を蛍光検出している。文献 2 は少しバックグラウンドが高いかもしれない。
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References
- トミーデジタルバイオロジー株式会社 免疫組織化学染色プロトコール パラフィン包埋切片.
- Lin et al. 2014a. Cortical parvalbumin GABAergic deficits with α7 nicotinic acetylcholine receptor deletion: implications for schizophrenia. Mol Cell Neurosci 61, 163-175.
- Kigawa et al. Stem cell therapy: a new approach to the treatment of refractory depression. J Neural Transm, published online.
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