アイオワギャンブリング課題
experiments/behavior/iowa_gambling
5-13-2017 updated
- 概要: Iowa gambling task とは
- 関係する脳領域
広告
概要: Iowa gambling task とは
アイオワギャンブリング課題 (Iowa gambling task)とは、カードを選択して賞金を獲得するゲームを模した課題である (1)。Orbitofrontal cortex (human, rat) などに制御される
方法の概要は以下の通り (1I, 3I, 4)。
- 被験者らは、A - D の 4 つのデッキのいずれかを選び、カードを 1 枚ずつひいていく。
- いくつかのカードは賞金がもらえ、いくつかは罰金を払わなければならない。
- 2 つのデッキ (A,B) は、賞金が高いが、罰金が非常に高く、結果的に損をすることになる。
- 残り 2 つのデッキ (C,D) は、賞金が低いが罰金も低く、結果的に多くの擬似マネーを獲得できる。
- 最終的に、手持ちの擬似マネーを最大にすることが目的である。
- 成績は、有利な A, B の山のカードを引いた回数から、C, D の山のカードを引いた回数を除した net score で示される。
関係する脳領域
Orbitofrontal cortex (OFC: human, rat) に障害がある人は、不利な C, D のデッキからカードを引く (3I)。
コメント欄
フォーラムを作ったので、各ページにあるコメント欄のうち、コメントがついていないものは順次消していきます。今後はフォーラムをご利用下さい。管理人に直接質問したい場合は、下のバナーからブログへ移動してコメントをお願いします。
|
|
References
田中ら, 2011. ギャンブリング課題における統合失調症の学習の障害. J Rehab Health Schi 9, 11-13.Bechara et al. 1994a. Insensitivity to future consequences following damage to human prefrontal cortex. Cognition 50, 7-15.Shurman et al. 2005a. Schizophrenia patients demonstrate a distinctive pattern of decision-making impairment on the Iowa Gambling Task. Schizophr Res 72, 215-224.- "IowaGamblingTask" by Original uploader was PaulWicks at en.wikipedia - Transferred from en.wikipedia; transferred to Commons by User:LjL using CommonsHelper.. Licensed under Public Domain via Commons.