一酸化窒素 NO: 血管収縮などのシグナルを伝える低分子

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8-17-2017 updated


  1. 概要: 一酸化窒素とは

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概要: 一酸化窒素とは

一酸化窒素 (nitric oxide; NO) とは、血管内皮細胞によって合成され、血管を弛緩させる作用のある物質である (1)。1998 年のノーベル医学生理学賞は、NO の発見者に授与されている。

NO は不対電子をもつが、他の分子の水素を引き抜くほどの反応性はなく、ラジカル反応を引きおこなさい。むしろラジカルを補足する作用がある (1)。

血管収縮作用

以下のような場面で重要である (1)。

  • 勃起は NO の作用で陰茎の血管が弛緩し、血液が流入することで起こる。
  • 狭心症の治療薬であるニトログリセリンは、NO を発生して冠動脈を弛緩させる。

活性酸素発生作用

マクロファージは、スーパーオキシドと NO を同時に合成することで、両者が結合した反応性の高いペルオキシニトライトを発生させ、バクテリアを攻撃する (1)。


生合成

NO 合成酵素が、アルギニン Arg を酸化することによって生合成される (1)。NO 合成酵素には、血管や脳で発現するアイソフォームと、白血球やマクロファージに存在するアイソフォームの 2 種類がある。


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References

  1. 小城 2002a (Book). 生命にとって酸素とは何か. 講談社ブルーバックス.