ABO 式血液型

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このページの最終更新日: 2024/02/14

  1. 概要: ABO 式血液型

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概要: ABO 式血液型

ABO 式血液型は、赤血球の表面抗原による分類である。表面抗原とは、細胞 がその表面に提示しているタンパク質のことで、下の図 (Public domain) では A antigen および B antigen のことである。

この表面抗原は 抗体 antibody に認識され、細胞を識別するためのマーカーになる。赤血球には 250 種類以上の表面抗原があるが、ABO 式分類ではそのうち A および B 抗原のみを使っている。

ABO式血液型と表面抗原

図にみるように、A antigen をもつ人は A 型、B antigen をもつ人は B 型、両方もつ人は AB 型、どちらもない人は O 型と分類される。

A 型の人の遺伝子型は、AA または AO のいずれかである。AB ヘテロの場合、A と B の両方の形質が現れるため、ABO 式血液型の遺伝様式は共優性 codominance であると言える。この段落、いずれもう少し丁寧に書き直す。

ABO 血液型は、alpha 1-3-N-acetylgalactosaminyltransferase と alpha 1-3-galactosyltransferase 遺伝子によって決定される。これらは A および B 抗原をコードするが、258 番目の G の deletion によって truncated protein になってしまい、これが O 型に相当する。


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