トコフェロールとビタミンE:
構造、機能、作用機序など
- 概要: トコフェロールとは
- ビタミン E とは
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概要: トコフェロールとは
トコフェロール tocopherol は図のような構造 (Public domain) をもつ脂溶性の分子で、
環状部分はクロマン chromane またはベンゾジヒドロピラン benzodihydropyran と呼ばれる複素環式化合物である。トコフェロールには、クロマンの R1 から R3 位に付くメチル基によって、複数の分子種が存在する。
誘導体 | R1 | R2 | R3 | 非活性 |
α-トコフェロール | CH3 | CH3 | CH3 | 100 |
β-トコフェロール | CH3 | H | CH3 | 40 |
γ-トコフェロール | H | CH3 | CH3 | 10 |
δ-トコフェロール | H | H | CH3 | 1 |
参考のため、クロマンの構造も下に示しておく (Public domain)。
ビタミン E とは
ビタミン E は、上記 4 つのトコフェロールと、α-, β-, γ- および δ-トコトリエノール tocotrienol の 8 分子の総称である。トコトリエノールの炭化水素鎖部分には、図 (Public domain) のように 3, 7 および 11 位に 3 つの二重結合が入っている。
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