麻酔薬ケタミン: 構造、作用機序など

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このページの最終更新日: 2024/02/14

  1. 概要: ケタミンとは

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概要: ケタミンとは

ケタミン ketamine は NMDA 受容体のアンタゴニストである。モノアミン輸送体も阻害するため、交感神経刺激、血圧上昇などの作用も示す。呼吸が止まりにくく、かつ筋肉注射が可能であるため、静脈注射がやりにくい動物用の麻酔薬として重宝されている。一般的な麻酔銃に使われる薬品でもある。

GABAA 受容体、電位依存性ナトリウムチャネルにも結合する (2)。L 型カルシウムチャネルへの親和性が低いのが特徴で、麻酔に使ったとき心臓への負荷が少ない。

Ketamine よりも、MK-801 の方が NMDAR への選択性が高い (1)。

統合失調症 に似た認知障害を引き起こす。

ケタミンの構造 (4)。


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References

  1. Brown et al. 2013a.Preclinical evaluation of non-imidazole histamine H3 receptor antagonists in comparison to atypical antipsychotics for the treatment of cognitive deficits associated with schizophrenia. Int J Neuropsychopharmacol 16, 889-904.
  2. Lingamaneni and Hemmings 2003a. Differential interaction of anaesthetics and antiepileptic drugs with neuronal Na+ channels, Ca2+ channels, and GABAA receptors. Br J Anaesth 90, 199-211.
  3. Amazon link: ナースのためのくすりの事典 2017年版: 使っているのは 2007 年版ですが 2017 年版を紹介しています。
  4. <a href="//commons.wikimedia.org/wiki/User:BartVL71" title="User:BartVL71">BartVL71</a> - <span class="int-own-work" lang="ja">投稿者自身による作品</span>, CC 表示-継承 3.0, リンクによる

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