現像液 developer: 組成、捨て方など
- 概要: 現像液とは
- ウエスタンブロットにおける現像プロトコール
広告
概要: 現像液とは
現像液 developer とは、フィルムや印画紙などの感光材料を現像するための試薬である。写真 (1) のような薄い黄色の液体で、古くなると茶色に変わってくる。
Western blot での現像に使われていたが、現在ではイメージャーを使う方法が一般的かもしれない。

富士フィルムの DN-3C 現像液には、以下のような複数の試薬が含まれる (2)。
- 水
- ベンジルアルコール, 5–10%
- ブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム, 1–5%
- トリエタノールアミン, 1–5%
- ジエタノールアミン, 0.1–1%
- 2-アミノエタノール, 0.1–1%
このうち、ジエタノールアミンは IARC によってグループ 2B (ヒトに対して発がん性があるかもしれない) というグループに分類されている。ただし、製品として現像液に発がん性があるというデータはない。
眼への刺激が強い薬品である。
コメント欄
サーバー移転のため、コメント欄は一時閉鎖中です。サイドバーから「管理人への質問」へどうぞ。
References
- By Dirk Meyer - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Link
- DN-3C 安全データシート、富士フィルム. 整理番号 IN400009G.