ハイブリッド・ディスジェネシス: 交配による繁殖率の低下

UBC/genetics/hybrid_dysgenesis

このページの最終更新日: 2024/02/14
  1. 概要: ハイブリッド・ディスジェネシス

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概要: ハイブリッド・ディスジェネシスとは

Hybrid dysgenesis とは 系統間の交配で繁殖率が著しく低下する現象 であり、ショウジョウバエ Drosophila melanogaster で最初に報告された。P-M system および I-R system という 2 つの独立したシステムで報告された。

P-M system では、M (maternal) および P (parental) という 2 つの系統で、M strain のメスを P strain のオスと交配させたときに、F1 に様々な異常が生じた。低い繁殖率および生存率、生殖腺の萎縮、変異発生率の上昇などである (1)。

I-R system では、I (inducer) および R (reactive) という系統で、I male と R female が交配すると F2 に八世以上がみられた (2)。


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References

  1. Kidwell et al. 1977a. Hybrid dysgenesis in Drosophila melanogaster: a syndrome of aberrant traits including mutation, sterility and male recombination. Genetics 86, 813-833.
  2. Picard & L'Heritier 1971a. A maternally inherited factor inducing sterility in Drosophila melanogaster. Drosophila Inf Serv 46, 54.

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