Gibbs 自由エネルギー、発エルゴン反応、吸エルゴン反応
UBC/biochem_basic/gibbs_energy
このページの最終更新日: 2024/02/14- 概要: ギブス自由エネルギーとは
- 発エルゴン反応
- 吸エルゴン反応
広告
概要: ギブス自由エネルギーとは
ギブス自由エネルギーとは、
等温・等圧の条件下では、
- Gibbs energy が減少する反応 (発エルゴン反応) は自発的に起こる。
- Gibbs energy が増加する反応 (吸エルゴン反応) は自発的には起こらず、外部からのエネルギーが必要になる。
- Gibbs energy が極小値をとることは、その系が平衡状態にあることに等しい。
中学・高校では発熱反応・吸熱反応という言葉を習うはずである。考え方としてはこれに非常に近いが、放出されるエネルギーが熱だけではない (化学エネルギーの場合が多い) ため、Gibbs energy という上位の概念を導入する必要が出てくるわけである。
以下の発エルゴン反応・吸エルゴン反応の項目を、発熱・吸熱反応と対応させながら読む方が理解しやすいだろう。
広告
発エルゴン反応
Gibbs energy が減少するような反応を、
図の 1 は活性化エネルギー activation energy、2 が実質の Gibbs energy の減少分である。活性化エネルギーは、酵素 などの触媒 catalyst を用いることで下げることができる。
吸エルゴン反応
Gibbs energy が最終的に増えるような反応を、
広告
References
- Amazon link:
小宮山、長棟 1997a (Book). 生命化学概論 (基礎化学コース). 丸善株式会社. - By Provenzano15 - Own work, CC BY-SA 3.0, Link
- By Provenzano15 - Own work, CC BY-SA 3.0, Link
コメント欄
サーバー移転のため、コメント欄は一時閉鎖中です。サイドバーから「管理人への質問」へどうぞ。