生物おすすめ参考書 洋書

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このページの最終更新日: 2021/01/17

  • 実験法の本
  • NMR, MRI 関係の本
  • 脳の本
  • 統計の本
  • バイオインフォマティクスの本
  • 辞書

実験法の本

Molecular Cloning, 4th edition

分子生物学関係のプロトコール集では、この本よりも有名なものはないだろう。

日本語版がない、電子書籍版もない、値段が高い、重い (3 冊組でとどく) など問題点は多々あるが、それでも実験室に必ずあるべき書。ラボプロトコールをまとめたりする時間を大いに節約することができる。

ラボの教科書としてではなく、自分用の実験マニュアルで確かなものが欲しい場合には、主要部分をまとめた The Condensed Protocols from Molecular Cloning という本もある。

MRI, NMR 関係の本

In vivo NMR spectroscopy

500 ページ以上にわたって詳細に書かれた in vivo NMR の教科書の決定版

スピン、カップリングなどの NMR の基本から始まり、31P, 13C, proton だけでなく 23Na, 39K NMR などまでカバーしている。Proton NMR で検出される代表的な代謝産物のスペクトルが大きく載っているのも嬉しい。

後半は MRI、パルスシークエンスなどについての説明が多い。Water/lipid suppression, spectral editing, hardware など、エンドユーザーはあまり突き詰めて考えないような点についても十分に量を割いて説明している。In vivo NMR を行っている研究室なら、辞書代わりに持っておきたい一冊である。

脳の本

Decision making

  • Psychological Processes underlying decision-making
  • Neural systems of decision-making
  • Neural systems of emotion, reward and learning
  • Neurodevelopmental and clinical aspects

の 4 つのテーマに大きく分かれており、認知機能に関する知見が網羅的にまとめられている。動物モデルもヒトも含まれ、強迫神経症、統合失調症などと関連づけた記述が多い。

このサイトでは、主に orbitofrontal cortex に関わるページ等を参考にした。

Rat Brain Atlas

ラット の脳を発生段階ごとに記載したアトラス。

脳が形をとり始める受精後 11 日目から、22 日目までのアトラスが sagittal および coronal の断面図とともにまとめられている。模式図、切片の画像、3D モデルが全ての図について載っているので、全体として非常にわかりやすく仕上がっている。

参考文献、領域ごとに発生をまとめた表、細胞の migration を示した図なども付けられており、脳の発生を理解する助けにもなるだろう。

統計の本

Fundamentals of Biostatistics

平均値や中央値から始まり、t 検定、ANOVA、回帰分析まで、普通の論文で使う統計手法を網羅している本。とにかくグラフ付きの実例が多く、さらにその実例は論文からとられているので、実践的な生物統計を学びたい人にはおすすめの一冊。

統計の本は古くてとっつきにくいものが多いが、2016 年と比較的最近の本であることも特徴だ。著者はハーバード公衆衛生の Bernard Rosner。経歴を見ると医学統計のエキスパートだが、この本は シグマ記号の意味が実例つきで紹介されている ことからも分かる通り、平易な解説になっている。

たぶん高校の上級から大学の学部生あたりが基本的なターゲットで、研究に使う際に統計の基礎をチェックしたい研究者にも適した本になっている。

バイオインフォマティクスの本

バイオインフォマティクスは、コンピューターを使い倒して生物の情報を解析する比較的新しい分野である。アップデートのスピードが早いので、実際のプログラミングはネット情報の方が有用な面もあるが、アラインメントや BLAST の基礎を教科書でしっかり押さえておくことも重要である。

このサイトのバイオマティクス関連の情報は、以下のサイト内検索またはサイドバーからアクセス可能。



Bioinformatics and Functional Genomics

2016 年の出版で、この分野ではもはや古い部類に入る教科書かもしれないが、データベース検索、アラインメントの基礎が多くのわかりやすい図とともに述べられている良書。

Bioinformatics に欠かせない Linux コマンドも、基礎から丁寧に解説されている。結果としてかなり厚い本になっているが、分量を考えると値段は手頃と言える。

著者が内容を 自分のウェブサイト で公開しており、実際のところ本を買わなくても内容にアクセスできてしまう。

辞書

信頼できる定義 (情報源) を手元に持っておくことは重要である。自分の勉強にも役に立つが、外部に向けた書類を (レポート、論文、申請書など) 書く場合の効率が一段とアップする。そして、辞書は なるべく権威のあるもの の方が何かと便利である。

日本語では 岩波 生物学辞典 第5版 をお勧めしているが、英語では Oxford の辞書がよい。大学の初級あたりをターゲットにしていて、あまり難しい単語は載っていないが、英語での定義をしっかりと押さえるにはとても便利。価格帯も非常に手頃。

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このページには、以下のコメントを頂いていました。ありがとうございました。

2017/04/19 05:03 リンクをクリックできないのがありますね


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