アメリカのビザ

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このページの最終更新日: 2024/02/14

  1. 概要: アメリカのビザ
  2. 学生として留学する場合: F-1 ビザ

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概要: アメリカのビザ

このページでは、アメリカのビザに関係する内容をまとめる。現在は、研究業界でよく使われる学生ビザ (F ビザ) または交流訪問者ビザ (J ビザ) に関する内容が中心である。

この情報は 2021 年末にまとめたもので、古い可能性もある。実際にビザを申請する場合は、公式サイトの最新情報を参照のこと。

学生として留学する場合: F-1 ビザ

F-1 が最も一般的なビザで、認定大学、高等学校、認定された英語プログラムなどで教育を受けるときに必要となる。週に 18 時間以上の授業を受ける場合も必要。

M-1 ビザは、米国の機関で非学術的または職業的な教育・訓練を受けるときに必要。

F-1 ビザと OPT

F-1 ビザは学業ビザなので、原則としては卒業と同時に切れてしまう。学校を卒業したあと、就労ビザがすぐに手に入るとは限らないので、アメリカで仕事を探したい場合、これはかなり不便である。

この救済制度として OPT (optical practical training) という制度がある。以下の条件に当てはまる場合、OPT 制度を利用してアメリカに滞在することができる (1)。

  • 1 年以上、フルタイム学生として認定機関に在学している必要がある。一般には、1 学期に 12 単位以上を取得している場合に「フルタイム」となる。
  • 6 ヶ月以内に失効しないパスポートがある。
  • 有効な入学許可証 I-20 がある。
  • 職種は、学生の専攻する学術領域に限られる。

OPT の最長期間は 12 ヶ月、つまり卒業から 1 年間はこの制度を使ってアメリカに滞在できるということ。

OPT は、あくまで F-1 ビザに付随するもので、独立の制度やビザではない。つまり、卒業後に OPT で働いていても、ビザ・ステータスはあくまで F-1 であり、F-1 の要件に従わなければならない。

OPT には、さらに pre-completion と post-completion がある (2)。

フルタイムの学生として 1 年以上学校に通い続けると、学期中は週 20 時間まで、学校がないときはその後の授業に参加することを前提にフルタイムで、アメリカで仕事をすることができる。在学中に行うので、これを pre-completion という。

一般に OPT というと、post-completion のことを指す場合が多い。これは卒業後、1 年を上限にフルタイムで就労できる制度。学校と移民局の許可が必要。


F-1 ビザと CPT

OPT とよく似た制度に CPT (curriculat practical training) がある。条件は OPT pre-completion とほとんど同じ。

  • フルタイムの学生として 1 年以上学校に通い続けると使えるようになる。
  • 学期中は週 20 時間まで、学校がないときはその後の授業に参加することを前提にフルタイム。
  • 職種は、学生の専攻する学術領域に限られる。
  • 最も大きな違いは、学校の許可のみで、移民局の許可が必要ない点である。

References

  1. 栄陽子 留学研究所. 留学生がアメリカで就活できる? OPTという制度を知ろう. Link: Last access 2021/11/20.
  2. Lighthouse ロサンゼルス. OPT とは. Link: Last access 2021/11/20.

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