無停電電源装置 UPS とは
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このページの最終更新日: 2024/12/15概要: 無停電電源装置 UPS とは
無停電電源装置 (Uninterruptable power supply, UPS) とは、簡単に言うと停電時にも重要な装置の電源が切れないようにするための巨大なバッテリーである。
以下は Back-UPS Pro 1500 という UPS の写真 (Public domain)。これを例に説明する。
写真のようなノートパソコンなら内臓のバッテリーがあるが、デスクトップには普通バッテリーはついておらず、停電になったら電源が落ちてしまう。
これを防ぐために、電源コードが UPS を介してコンピューターに接続される。
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UPS の性能: ボルトアンペア VA とワット W の違い
家庭用 UPS の性能は、基本的に「どれくらい電力を供給できるか」で決まり、これは
持続時間は、もちろんコンピューターの消費電力や UPS バッテリーの状態によって左右されるが、大体の目安として
なお、VA は W に比べて馴染みの薄い単位であるが、以下のような違いがある。
VA、皮相電力 |
VA は交流電流の出力に使われる単位で、有効電力+無効電力に等しい。 |
W、有効電力 |
無効電力が 0 の場合、VA = W となる。VA と W の比を力率といい、この場合には力率は 100% となる。 一般に、モーターのような誘導による機器の力率は 0.5 - 0.8 程度、白熱電球のように電圧と電流の波形が一致する機器では 100% に近くなる。 |
コンピューターのマニュアルを見て、VA、ワット数と UPS の性能から判断する。たとえば、コンピューターが 500 VA のとき、500 VA の UPS に繋いでいると full load となる。この場合、通常は 5 - 7 分程度の持続が見込める。
一応の目安として、普通のラップトップなら 15 - 60 W、デスクトップは数百まで、高性能デスクトップなら 1000 W に届くこともある。
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