脱共役タンパク質 UCP: プロトン濃度勾配から熱を作るタンパク質

protein_gene/u/ucp
11-10-2017 updated


  1. 概要: UCP とは
  2. UCP1

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概要: UCP とは

脱共役タンパク質 (UCP; uncoupling protein) とは、ミトコンドリアの proton gradient を利用して熱を産生するタンパク質である。

ミトコンドリアでは、ATP 合成酵素 (ATP synthase) が proton gradient を利用して ATP を合成する。この現象は、「電子伝達系 electron transport とリン酸化 phosphorylation が共役 coupling している」と表現される。

UCP は、この coupling を阻害しつつ熱を産生するために、このような名前がついている。熱産生に果たす機能から thermogenin と呼ばれることもある。


UCP1

UCP1 は、気温や摂食に応じて熱産生を行うが、これには活性酸素を減らすという機能もある。

  • UCP1 は主に 褐色脂肪組織 brown adipose tissue で発現している。
  • UCP1 は脂肪酸 fatty acid と結合して活性が上がる。
  • Pore domain と gating domain があり、脂肪酸のカルボキシル基が H+ buffering に働くと考えられている。


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