募集体験談:
理系の研究室を選ぶときのポイント、入るときの心構え (1)

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2018/03/27 更新

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Sagooo というサイトで、2018 年 3 月に「大学の理系研究室に入る際に気をつけること」というテーマで、体験談を 10 件募集しました。


このページには、集まった体験談を載せてあります。入った後にどう振る舞うべきかという話を募集したはずだったのですが、「研究室の選び方」について書いてくれた人も多かったです。これも大事なことなので、一緒に載せておきます。全て原文のままです。

また、このサイトでは トップページ やサイドバーに「学生・研究者支援」という項目があり、そこで今後も記事を募集していくつもりです。このサイトの広告収入は、基本的に専門的な記事募集につぎ込んでいきたいと思っているので、どうぞ頻繁にチェックしてみてください。


私が思う研究室を選ぶ際のポイント

理系研究室での日々の過ごし方は、「実験系」か「理論系」かで大きく異なります。私が所属していた実験系の場合、研究室で日々ある程度手を動かすことが必要です。そのため、定期的に研究室に通わなければなりませんが、その分メンバー同士が仲良くれるのが魅力です。一方、理論系は1人でじっくり考えたい人向きです。 日々の研究成果は論文や学会で発表するのが一般的です。特に、学会での報告はさまざまな分野の研究者と直接議論ができるので、とても良い経験になります。一方でその参加機会を得られるかは研究成果だけでなく、研究室の長である「教授」の考え方によるところも大きいです。研究室を選ぶ際には所属する先生の考え方を先輩方に事前に確認するのをおすすめします。

理系研究室と一言に言ってもその置かれている環境はさまざまです。会社同様与えられる予算は研究室によって違うため、できることの範囲も大きく違っています。使える装置や設備、また学外で学ぶ機会は予算が多いほど当然充実します。一方で、予算を多く獲得できる教授が必ずしも研究者としての手腕に優れているわけではない点には注意が必要です。自分が何を重視するかよく考えた上で選択するようにしましょう。


研究室に所属してから身についた社会で役立つ能力!

"私は理系の中でも建築系の学部に所属しており、建物内の照明や温度に関する研究室へ所属することを決めました。しかし、1年生の頃から仲の良かった友人たちとは選んだ研究室が異なり、知り合いが一人もいないという状況になってしまいました。しかし、理系の研究室では協力して実験やそのデータの整理などを仲間たちと共に行う必要があったため、初めの頃は挨拶はしようといった心がけをしていました。そういった姿勢がうまくいったのか、初夏の頃には飲み会を行うほどのメンバーにもなることができました。 この経験は、社会人になったときにもうまく利用できるのではないかと感じました。" "テーマの決め方については理系の研究室ということもあり、理由付けをするのにグラフやデータは必要になるだろうと感じていたので、それらを使って何か簡単に論文にできるものはないだろうかといったところから始めました。実際のところ、こういうことがしたいから研究したといったものではありませんでしたが、狙い通りに研究を進めることができました。

この卒業研究を行う際に身に着いたのが「人にわかりやすく伝える」といった能力です。理系の場合、膨大な量のデータをまとめて自分なりに考察するという作業は必須であり、さらにそれを人にわかりやすく伝えなければならなかったので自然とこの能力は身に付きました。

コミュニケーションに関しては同年代と付き合っていればいいだけでないのが研究室での生活です。高校や中学の頃の部活と違い研究室においての先輩や担当の先生への付き合い方は少しビジネス風な付き合いが多かったです。理系ということもあり先生へは実験の報告や論文の添削のお願いが多く、先生という立場より「上司」といった立場のほうがしっくりくるように感じていました。

少しでも早く名前を覚えてもらおうと感じていたので、飲み会などにもできるだけ参加するようにしていましたが、この体験は社会に出ても先輩や上司の人たちとうまく付き合っていく方法として役に立つだろうと感じています。



研究室を選ぶときのポイント

理系の人が卒業研究をするための研究室を選ぶときのポイントとして、研究内容を詳しく理解するのは難しいと考えておくのが大切です。学部生の段階で全容を理解しようとしても難しくて私には到底できませんでした。しかし、研究室選びをするときの見方を変えたことで、納得して研究できるところを選ぶことができました。

研究室を選んだときに重視したのは二つあります。一つは研究によってトレーニングをするというものです。研究を通して身につけられる技術や知識がどのようなものかを考え、それが社会人として重要なものかを考えました。もう一つは教授の性格です。研究を好きでやっているという気持ちがはっきりとしていて、話しているだけでモチベーションが上がることを重視して選びました。

私の場合にはこのような観点から探してもまだ甲乙つけがたい研究室があるという状況がありました。そこで最後の基準にしたのは研究のゴールに魅力があるかどうかです。学部生の立場で研究を最後まで行き着かせるのは難しくても、最終的に出来上がったものに感動できると思った研究室を選びました。それによってかなり苦しい状況になっても、きっと自分がやったことが役に立つと信じることができ、研究に対して前向きな姿勢を維持できたのを覚えています。


研究室での過ごし方、研究の始め方について

私は理系大学院の学生として日々研究に明け暮れていました。この記事では、これから研究室に配属される理系の大学生たちに向けて、研究室での過ごし方や研究のテーマ決めなどを私自身の体験談をもとに紹介していきます。 "私はいわゆる理系の中でも、コアタイム(研究室に居ないといけない時間帯)がない研究室に所属していました。コアタイムがある研究室ですと、その時間帯は原則研究室に居なければならず、研究していなければいけません。ではコアタイムがない人は普段どのようにして過ごせばよいかという事について話していきたいと思います。

私はコアタイムがない代わりに、必ず毎日短時間でもいいから研究室に行くと決めて毎日行ってました。コアタイムが無くても、大体の方は実験や卒論のためにいずれは研究室に出入りしなければならない回数が増えるはずです。いざ研究室に行かないといけなくなった時に「あの人だれ?」となると、やっぱり研究室に居づらくなり、研究もしにくくなると思います。例えばもうすでに出来上がっているグループの中に新規参入するのは中々厳しい事ですよね? ですので、なるべく早い段階から研究室に行く頻度を増やし、同じ研究室のメンバーに顔や名前を覚えてもらって、コミュニケーションをとる事で研究のしやすさが変わってくると思います。私が研究の「け」の字もわからない状態だった時も、同じ研究室の仲良くなった先輩に、研究の方法や研究テーマ決めなど色々なことを教えてもらいました。もしあなたが学部3年生ですとまだ授業もあると思いますので、例えば昼休憩や授業終わりに少し研究室に行くとか、ちょっと一息つきたいから研究室に行くとか、とにかく研究とは関係ない理由でも毎日研究室に行くことをお勧めします。

次に研究の始め方ですが、当然最初は何を研究すればいいのかわからないという方が殆んどだと思います。まず所属したのはいいものの、何を研究している研究室なのかわからないと、この先がしんどくなります。ですので自分の研究室では何を主に研究しているのかを調べる必要があります。例えば自分の研究室のHPがあるなら、それを見てみましょう。大体は研究内容について書かれているはずなので参考にしてみましょう。先輩たちに聞くのも良いと思います。とにかく何もわからないまま自力で研究することはかなり厳しいので、まずは情報収集が大切です!研究内容はわかったけど自分は何に興味があるのかというのがわからない人は、自分の周りにいる先輩たちに何故その研究をしているのか、自分が今までやってきた勉強で出来る研究は何か、指導教官に聞ける人は指導教官に聞くのが一番良いと思います。とにかく聞いて、調べて、話すことが大事だと思います。研究していく上ではある程度の積極性が必要だと思います。


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希望の研究室に配属されるには

理系の大学の一大イベント、研究室への配属は、3年生にしても4年生にしても、ドキドキするものです。研究室選びに最も重要なのは、多くの場合、研究内容でしょうか。ですが、実際のところ、全ての方が希望通りの研究室へ行けるわけではありません。各研究室人数が決まっているため仕方がないことですが、どのようにすれば希望が通りやすいのでしょうか。

まず第一にすべきは、希望する研究室の候補を選んで情報を集めることです。この時、初めから1つに絞ってはいけません。まずは研究内容に興味がある研究室から、最低でも3つから5つは選んでおくとよいでしょう。講義等で教授から直接お話を聞いたり、先輩に聞いてもかまいません。希望人数が多い場合には、面接のようなことを行う先生もいますので、興味を持った理由が言える、研究内容についての情報を持っている、ということは、それだけで有利になります。勿論、それまでの学業成績で切られてしまう場合もあるので、その時はそれまでの頑張りが試されます。 次に、研究室への訪問です。多くの大学で、配属前に見学の機会が設けられているはずですが、もしないようなら自分で先生や先輩にお願いしてでも見に行ってみましょう。研究の内容は勿論とても大事ですが、研究室の雰囲気に自分があっているか、特に、直接指導してくださる先生との相性は非常に重要です。やはり人間だれしも合わない方というのはいるもので、そこにお互いの人間性は勿論、人気があるか、興味深い研究を行っているか、ということは全く関係がありません。また、特に理系の場合は男性が多いせいなのでしょうか、人ではなく、その研究室の内部が汚れすぎている、喫煙者が多いために禁煙とは思えないほど空気が悪い、といった場合もあります。1度の訪問で分かることは極僅かなもの。それでも何か違和感を感じるというならば、その研究室を無理に選ぶ必要はありません。選ぶのはあなたなのです。

最後に、希望の研究室に入れなかった方、悲観する必要はありません。そもそも理系の場合本格的な研究は修士以降、博士課程からということも珍しくはありません。学部生が行うのは、研究自体ではなく、研究する方法、ノートに記録をとる、不明点の調べ方を学ぶ、といった研究の基本となる部分なのです。どの研究室にせよ、新しい経験はたくさんできますので、目一杯楽しみつつ頑張るのが先へ進むための一番の近道です。


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