魚の精巣: 発達段階と見分け方

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2018/01/17 更新

  1. 概要: 魚類の精巣
  2. 成熟段階と精巣の形状

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概要: 魚類の精巣

魚類の精巣 testis は、写真のような形をした通常 1 対の組織で、主要な機能は精子 sperm を作ることである。



写真はナイルティラピアの精巣 (1)。CM は Control Males の略だが、特に気にしなくて良い。この論文では温度を変化させる実験をしているため、このような注意書きがある。

精巣の形状は発達段階に依存し、上の写真はおそらく maturing stage に相当する。このページの下に、成熟段階と精巣の形状に関する説明がある。

精原細胞の分布のパターンによって、restricted spermatogonial type と unrestricted spermatogonial type に分類される (2)。

前者では the spermatogonia are located entirely at the tubule terminus associated with intermingling Sertoli cells と書かれている。つまり端に偏在している。

一方、後者では the distribution of spermatogonia is similar to that observed within the mammalian testis in that they may occur along the entire length of the tubule で、全体に分布している。


成熟段階と精巣の形状

魚類の成熟段階は、生殖腺の形状に応じて 4 - 6 段階程度に分類される。以下、それぞれの段階の大まかな特徴を示す。

Immature stage

無色透明で、芯糸のような構造 thread-like structure をもつ。

Maturing stage

やや幅が広く厚くなり、透明 ~ 薄い黄色を呈するようになる。

Mature stage

完全に成熟した精巣は、腹腔のほとんどのスペースを占めるほどに肥大する。

Spent stage

性行動を終えると、精巣は萎縮し、ぐにゃっとした質感を示すようになる。色は白色から薄い黄色である。


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References

  1. Sun et al. 2016a. Global DNA methylation changes in Nile tilapia gonads during high temperature-induced masculinization. PLoS ONE, 11, e0158483.