小さい頃に読んだ本だが、エントロピーという言葉に生化学で出会ってから再読。いま読んでみると、エントロピーが log で表されるのか、なぜボルツマン定数の次元が「エルグ/度」という見慣れないものなのか、など、基礎的な部分に十分にページを割いてあってわかりやすい。

マックスウェルの悪魔がなぜ成り立たないのかについても説明あり。熱力学だけでなく、情報理論の面からもエントロピーについて考えているのが特徴で、とくに確率に従って英語の文字列を作ってみる シャノンの実験 の話は面白い。iPhone の単語の予測変換は、この規則に基づいているのかもしれない。