メチオニンの構造、機能、代謝:
開始コドンにコードされる含硫アミノ酸

aa_carbo_lipid/aa/met
2018/02/22 更新

  1. 概要: Met とは

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概要: メチオニンとは

メチオニン Met は図のような構造をもつ含硫アミノ酸である。


主な特徴は以下の通り。

  • pK1 (COOH) = 2.1
  • pK2 (NH3+) = 9.3
  • 必須アミノ酸
  • 開始コドン AUG にコードされる。
  • 脂質をミトコンドリアに輸送する カルニチンの原料になる。
  • アデノシンと結合し、生理活性物質 SAM を作る。

メチオニンは、1922 年にコロンビア大学の科学者 J. H. Muller によって発見された。しかし、彼が提唱した化学式には誤りがあり、3 年後に同僚の日本人 Odake がこれを訂正、メチオニンと命名した。1953 年頃から、メチオニンは家畜飼料に転嫁されるようになった。

メチオニンは抗酸化作用をもっており、欠乏は脂質の過酸化を引き起こすことが ラット の実験などから知られている。また、メチオニン不足はうつ病の危険因子である。

Cyanogen bromide (CNBr) は,メチオニン残基の C 末端側でペプチドを切断する試薬である (1)。なお,タンパク質であるトリプシン trypsin はアルギニンとリジンの C 末端側で切断する。


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References

  1. Berg et al. 2006a. (Book). Biochemistry, 6th edition.